理事長所信

プロフィール

一般社団法人滝川青年会議所

第61代理事長  峯村 太志

昭和55年9月12日(39歳)
株式会社 ライフサポート  代表取締役

【JC歴】

LOM
2015年7月入会 総務委員会 委員
2016年 明るいまち創造委員会 幹事
2017年 会員拡大・外部連携会議 副議長
2018年 広報・ひとづくり委員会 委員長
2019年 専務理事

出向
2017年 道央エリア運営会議 議員
2018年 道央エリア運営会議 議員

理事長所信

【はじめに】

この地域をより良くするため、一般社団法人滝川青年会議所は、これまで61年間、先輩諸氏の弛まぬ努力と熱い想いを脈々と受け継ぎ、運動を展開して参りました。先達が切り拓かれた道が今に結びついているのだということを決して忘れることなく、時代の変化に順応しながら常に変革を行う姿勢を崩さず、修練・奉仕・友情を信条として築かれてきた歴史は我々の誇りであります。時代は青年会議所しかない時代から青年会議所もある時代へと変容いたしました。今、地域に青年会議所は必要なのでしょうか。認知もされず影響力がない団体では市民意識の変革という目的を到底果たせるはずもありません。だからこそ今、我々滝川青年会議所は圧倒的な存在感を示し、青年会議所運動を地域へと波及させていく必要があると考えます。

私は2015年の入会以来、多くの仲間に力と知恵を借り、青年会議所運動を行うなかで、様々な経験をさせていただきました。この街に生まれ、この街に育てていただき、この街で起業をし、青年会議所の門を叩きました。今恩返しの時。より輝く未来を築くために明るい豊かな社会を目指し、笑顔に満ち溢れるより良い地域へ変革するための運動を展開して参ります。

【未来を築くためのまちづくり】

私たちが住み暮らす滝川市は、人口減少、少子高齢化、自然災害等、様々な課題を抱えています。このような時代だからこそ、地域住民とともに、笑顔溢れる誰もが住みたいと想うまちを創造していく必要があります。まず、滝川市においてもインバウンドは持続的なまちの発展を考えるなかで必要な視点です。外国人観光客を誘致することは、経済効果だけにとどまらず、外からの多種多様な文化を取り入れることで、自ら住み暮らすまちの魅力を発見する機会となります。外国人観光客を引き付ける魅力を歴史的な要素、地理的な要素、文化的な要素など多角的に調査・研究し、その魅力を世界に向けて発信するだけではなく、市民にとっても新たなまちの資産として認知できる機会を創出して参ります。そして、いつの時代も子どもの存在は希望の象徴であり、未来そのものだと考えます。まちづくりの観点からも青少年の健全な育成は、未来を創造していく上で必要不可欠であり、青年会議所における取り組みの大きな柱の一つです。子どもたちが新たな考えを見出し、物事に対し取り組む楽しさを実感できるために、親子が向き合い挑戦する機会を提供いたします。そして、挑戦した先には、成功や失敗があり、やり遂げたときの達成感は自らに自信をもたらし、成長させてくれる大切な経験であるのです。

また、滝川青年会議所が主管として開催しております「たきかわ納涼盆踊り花火大会」が本年で11回目を迎えます。市内外より約2万5千人を動員し、たきかわの夏の風物詩として定着したこの花火大会を更により良いものとするため、そして継続していくためにも改めて検証し構築いたします。

【46年間の歴史を胸に】

北海道と沖縄という2300kmの距離を超えて、滝川と名護の両青年会議所が46年の長きにわたって先輩諸氏から受け継いできた滝川・名護児童交歓事業。子どもたちの夢と感動を育み、これまでに約2100人の児童が滝川市と名護市の友情の架け橋となって参りました。時代が移り変わってもこの事業に携わった多くの人たちの笑顔と涙で紡がれてきた歴史を想う度に、必ずこの事業を次代へと紡いでいきたいという想いがこみ上げます。今日では、私たちの周りには情報があふれ、知りたいことはインターネットですぐに調べられる時代となりましたが、2018年に我が娘をこの事業に参加させていただき、親元を離れ、礼節や集団行動においての心構えを学びながら、日常の生活では学ぶことの出来ない多くの体験を通じて、一回りも二回りも成長して帰ってきた姿をみた時、インターネットの中にない成長がそこにあると確信致しました。

46年間の歴史を胸に、児童の大きな成長をお約束させていただき、47年目の架け橋となれますよう清新に展開して参ります。

【そらぷちキッズキャンプ】

日本国内に約20万人いるといわれている小児がんや心臓病などの難病とたたかう子どもたち。アジア圏で初めて難病と戦う子どもを受け入れる自然体験施設「そらぷちキッズキャンプ」が私たちの住む滝川市にあります。子どもたちが当たり前のように外で遊ぶ。しかし、その当たり前が病気の子どもたちには高いハードルとなりうることもあります。自然の中で病気のことを忘れ、笑顔で楽しい時を過ごすキャンパーたち。私達はこれまでも様々な形で支援事業を行って参りました。これからも、そらぷちキッズキャンプのソフトをPRするとともに一人でも多くが笑顔でいられるよう支援の和を広げられる活動を行って参ります。

【未来を共に描く同志の拡大】

全国的にも青年会議所における会員拡大が急務であるということが言われ続けていますが、滝川青年会議所においても例外ではなく、毎年大きな課題の一つとして取り組んで参りました。その結果、会員拡大において一定の成果もあり、ここ数年は大きな減少もなく会員数を維持しています。しかし、現状維持という保守的な目標を掲げるのではなく、数年後を見越した会員拡大に取り組んでいくことが必要です。まず、会員拡大とは我々が地域の青年に意識変革を起こした成果であり、会員拡大は青年会議所で最も大切な運動の一つです。そして、魅力ある人財を発掘し組織として拡大するために、日々の積み重ねと、これまでとは違ったアプローチを考え、戦略的に取り組むことが大切であり、行動力と情熱をもって相手に伝えることで、青年会議所への理解と共感を深めていくことが必要です。さらに、必ず入会させる!そして、地域のリーダーを育てる!という気概と覚悟を持って会員拡大を推し進め、未来の魅力あるリーダーとなる人財の発掘を行います。 

【組織運営と広報】

滝川青年会議所が価値あるものであるためには、滝川市の未来を創造し「明るい豊かな社会」の実現に向けて運動をしないことには意味がありません。青年会議所運動が効果的に事業を展開するために確実な運営をしていく必要があります。まず、組織運営を遂行していくうえで総務は青年会議所の要であり、地域に信頼される団体であり続けるために、コンプライアンスを遵守しつつ、円滑な組織運営を徹底します。そして、各委員会との情報共有を効果的に行うことで滝川青年会議所を内から支えます。さらに、社会に対して大きな変革をもたらすためには、より多くの人に青年会議所運動を発進する必要があります。我々の運動や想いを多くの方々に知っていただくために、戦略的な広報が最も大切だと考えます。近年活用が進むWEBやSNSはもちろん、あらゆる媒体を模索し、伝わりやすさを念頭において発信することで自らが属する組織が、何を行おうとしているのかを共有し、青年会議所運動についての理解を深めて参ります。

【結びに】

未来のことは誰にもわかりません。しかし、誰かが未来を想い描き、創造し、行動することで、未来が創られていきます。先の見えない時代だからこそ青年会議所も時代に求められるよう絶え間ない自己変革と自己成長が必要となります。常に我々は自分達の存在意義を再定義していかねばなりません。「熱くなれるのが青年会議所であり、熱くても許される。むしろ熱くなければ青年会議所ではない!」我々の運動はより良き未来を創るための行動なのだからこそ、真っ直ぐに一つの道を追い求める姿勢が青年としてのあるべき姿であり、その青年こそが時代に求められるのです。私たちは青年らしく、この道を一歩ずつ踏みしめながら歩いて参ります。

真実一路。時代を切り拓くことができる新時代のリーダーを目指そう!

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